岬ちゃん早く来てくれ!

学校出てから十余年、今じゃワープア低賃金。

Sine Mora EXの感想

 3Dポリゴンの横スク2Dシューティングゲーム。グラフィックはすごくきれい、グラフィックは。

 ゲーセンに置いてるレーシングゲームみたいに常に残時間が表示されていて、敵を倒すと残時間が増え、ダメージを受けると時間が減るシステム。一撃死ではなく形を変えたHP制になる。

 自機の能力はショット・スペシャルウェポン(機種別)の他に時間の流れを遅くする事ができる。

 プレイヤー側が優遇されているシステムなので敵の攻撃を強くすることでバランスを取っているようで、基本的に弾速が速くてボスは初見殺し的な範囲攻撃を持っている事が多い。

 きれいなグラフィックと意欲的なシステムなのだけれどイマイチ入り込めなかたのは、いちいち挟まれるカットシーンの多さが原因だろう。1分ほどプレイすると10秒程度の操作不可シーンが始まる。何があるかと言うとキャラクターのセリフを聞いたり3Dの背景を回り込んだりボスが旋回したりするのを眺めるわけなのだが、これがテンポを悪くする原因になっている。

 また3Dでできたグラフィックはきれいなのだけれど、敵機や敵弾が背景に溶け込んでいたり、ダメージを受ける壁との境目が分かりづらいのが理不尽に感じた。画面奥や手前から自機のいる平面に回り込んでくる演出は攻撃可能になるタイミングが掴めないのでストレスの原因になっていた。

 総じて演出過剰なゲームに思う。途中でレーザー(一撃死)を避けるために背景のゴミと自機を重ねながらダクトを通る、なんて場面があったりしたけど直前のカットシーンのセリフで曖昧に伝えてくるだけ*1なので特別ルールに気づくのにずいぶん時間がかかったりした。STGはもっとシンプルでいいのよ。

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*1:しかも再開はカットシーンの後から