岬ちゃん早く来てくれ!

学校出てから十余年、今じゃワープア低賃金。

名古屋競馬場に行った

 元々名古屋競馬場は住宅地駅近にあったのだけれど、赤字解消のために競馬場の土地を売り飛ばしてトレセンのある僻地に移転しようと言う経緯があったらしい。ところが競馬のネット投票ブームのおかげで売却が終わる前に黒字転換できてしまったとか。けれどもネット投票が売り上げの大部分を占めるからやっぱり僻地でも良くなったという判断と駅前の便利な土地を活用したいとかで移転が決まったらしい。

 

 そんな理由もあってか現名古屋競馬場は非常に不便な場所にある。一応近隣の駅*1や旧名古屋競馬場からのバスは出しているものの、車で訪れた方がいい。

 元々競馬場に客を呼ぶことを重視していないせいか、客席はあまり広くなく券売機の数も少ない。特別観覧席は1000円or1500円と結構な金額な上に、券売機がプリペイドカード専用だったりする。そして券売機はやはり収容人数に対して少ないと思う。また席が満席状態だと特観席に置いてある無料ジュース自販機も後半のレースになると売り切れてしまう有様だ。

 余談だが特観席の高い方の席は付属のテレビで他場のレースも見れる仕様となっている。ところが音声はイヤホン専用とかにしていないのでマナーの悪い人が大音量で中継を流しているとうるさくて残念な気持ちになる。

 本場にあるお店は食堂と売店が一軒づつという寂しいものだけれど、現在は本場開催時にキッチンカーを呼んでいるみたい。天むすを買ってみたけれど結構美味しかった。僻地にポツンと存在していて外に食べに出れないのでキッチンカーがなければ食堂一択で少々寂しい。2kmほど離れたところにトンカツ屋があるけれど、車移動じゃなければ厳しかろう。

 今はどこの公営競技場も常設の売店を用意するほど開催日数も来場者も見込めないのでキッチンカーを賑やかしに呼んでいることが多い。風情はないけれど仕方ないといえば仕方がない。

 こじんまりとしすぎていて観客席からは4角どころか最後の直線1ハロンくらいしか見れないのは残念。ただしパドックが近いのでパドックと観覧席との往復はさほど苦ではない。

 狭いけれど休日や重賞開催日以外は人で溢れることもないので、今はまだ綺麗な芝生に座って時間を潰しながらぐだぐだナイター競馬を見るのは楽しい。

 ただナイターだと最終レース確定から閉門までの時間が短くて換金が大変だったりする。何せ硬く決まることの多い名古屋競馬だけあって最終レースが1、2、3番人気決着だと少ない払い戻し機に行列ができてしまう。無料バス移動の場合は出発時刻が近いので急かされることになるだろう。

 

 

*1:といっても10km以上離れている