岬ちゃん早く来てくれ!

学校出てから十余年、今じゃワープア低賃金。

Fitbit sense2を使っていた

 運動習慣つけるためにFitbit sense2を買った。いわゆるスマートウォッチなのだが、フィットネストラッカーに特化しているみたいだ。ちょっと高性能な万歩計。いわゆるガジェット的な機能は弱め。音楽すら聴けないし。

 基本的にはスマホのコンパニオンアプリと連携して使用する。後述の各測定結果はアプリと同期することで記録される。

 心拍数とかのセンサーはフィットネストラッカーとして必要十分なものを揃えているっぽい。面白いのが睡眠トラッカーで、どういう理屈か知らないがレム睡眠とかノンレム睡眠とかの時間までわかるようになっている。どこまで当てにして良い数字かはわからないけれど、大体睡眠時間が肌感覚とマッチしているので正しいのだろう。ただ昼寝など短時間の仮眠は記録してくれない。

 装着することで心拍数を測定でき、これを利用して運動中の脂肪燃焼とか有酸素運動とかを推測して記録する。エアロバイクを漕いでいるのだけれど、漫然とやるよりかは目安になって良いような気がする。

 運動の記録は自分で運動開始のボタンを押す事で記録している。押さなくても一定期間心拍数が高いと勝手に運動しているなって判断して記録する。だから距離を歩くとウォーキングしたんだなってことにされていたりする。

 電池持ちは良くて無充電でも5日くらいは十分持つ。あと風呂に入っている間に充電すれば1日分くらいは充電できるので寝ている間もつけっぱなしがコンセプトの商品としては良くできていると思う。

 

 とりあえず使えそうな機能はそれくらいであとはおまけレベルかなあという感想。寝ている時の皮膚温度センサーとか血中酸素濃度とか知っても何がどうなるというわけでもないし。米国だと心拍数センサーが使えるみたいだけれど、日本じゃ使えないし。*1

 

 Suicaに対応しているんだけれど、アカウント管理じゃなくて端末紐付けになってしまうので使い勝手はイマイチ。日常的に電車に乗るSuicaヘビーユーザーならスマホのほうがいいでしょうね。

 

 公式が大きく売りにしているのがストレスチェック機能なのだが、一番使い道のわからない機能でもある。センサーとしては確かに優秀っぽくて後から見直すと確かにあの時間ストレスかかってたなみたいなのはわかるんだけれど。でもそのストレスの原因ってどうしようもないからね。仕事のストレスなんて不可避でしょう。紹介している広告系商業メディアでも「どう使えばいいんだ?」みたいな葛藤が透けて見えるのが面白い。

 

 FitbitはFitbit Premiumなるサブスクサービスを提供しているのだが、こいつに加入することで測定したデータを分析することができる。とはいえできることといえば1ヶ月の睡眠を分析して眠りが多い少ないを教えてくれるとか、前日の運動量や睡眠量から今日の体調を教えてくれたりするくらいで、もちろん手首につけたデバイスでそこまで高度な測定ができるはずもなく、仕事で疲れていても運動量が少なければ体調抜群としてしまうレベルである。

 またFitbitアプリ内でフィットネスのレクチャー動画を見ることができるのだが、iPhoneアプリのみなので、 大きな画面で見たければAirPlayなどを使ってテレビに動画を飛ばす必要がある。iPhoneの画面を覗きながら運動は無理だろうに。

 

 細かいことを言うと全体的にフォントに違和感があったり、やけに動作が重かったりと3万円台の端末にしては粗が目立つ。この価格だともう少し足せばApple Watch SEに手が届く値段だ。また下位機種との差というとストレスチェックと日本では使えない心電図くらいなので、Fitbitを日本で使う場合は一番安い機種を買った方がいいだろう。次に乗り換えることがあるならば一番安いものを選ぶつもりだ。

 

 

 

 

*1:居住地を米国に設定することで使えるけれど……