岬ちゃん早く来てくれ!

学校出てから十余年、今じゃワープア低賃金。

トラックボーラーになったお話

 Macで使っているMagic Mouse、扁平足過ぎて使いづらかったんだ。見た目はオサレだけれど無理して持つと指が吊りそうになる。

 そんなわけで前から適当なマウスに買い替えたいと思っていたわけだけど、そこで目をつけたのがトラックボールマウス。どうやら腱鞘炎対策になるとのこと。

 ちょうどロジクールからフラグシップモデルのMX ERGOが発売されたのでかなり悩んだ末の購入。

 使用状況を考えるに同じくロジクールトラックボールマウスM570tで良かったのだけれど、かなり古い機種であるので買った途端にモデルチェンジとかになったら後悔するだろうなとちょっぴりお高めながらMX ERGOを購入。

 近所の電気屋じゃM570tしか展示してないので、実物を見ずに買ったけれどもまあ問題なく使えているので安心した。

 展示品触ったから知ってたけどトラックボールのボールって結構摩擦抵抗大きいのね。昔ゲームセンターとかに置いてあったやつみたいにはずみを付けて転がしたらしばらく回りっぱなしをイメージしてたんだけど。

 んでこのMX ERGO、とにかくでかい。持って動かすもんじゃないから良いのかもしれないけれどさ。最近他のマウスでも使い始めた進む・戻るボタンが付いてるけれど進むボタンがかなり遠い位置にある。そこまで人差し指を届かせようとすると手を上から被せる形になって手首が浮く形になる。これはパームレストが必要だね。

 

 売りにしている角度変更は20°と0°の二種類のみ。使ってみた所20°の方が使いやすいように思う。何処かでエルゴノミクス的には手首は立てたほうがいいと聞いたことがあるし、こちらが正解だろう。ただそのために鉄板と磁石まで用意するのは如何なものか。無段階で調整できたり、もっと可動域が広いならともかくコストかけ過ぎに思う。

 スクロールが昔ながらのラチェット式のみなのは明確な欠点、仕事で使う時に大活躍するスムーズスクロールへの切り替えが無いのはフラグシップモデルとして残念というほかない。ロジの4千円くらいのマウスですら装備してるというのに。Magic Mouseタッチパッド的なスクロールに慣れているとラチェット式ホイールの抵抗は結構ストレスになる。

 

 

 ちょっと前まではBluetoothマウスってちょいちょい接続切れてたけれど最近のはそんな心配しなくていいようで嬉しいね。USBポートが減っていく中でUnifyingで1ポート潰すのはもったいないのでBT対応しているのは良い点と見る。

 最近の売りであるlogicool flowとマルチペアリング(2個)は個人で使う分には活用法が見つかんねえ……無いよりあったほうがマシと言った感じかね。2台パソコンを使っているけれど、置いてある場所が遠いのでマルチペアリングしか活用できそうにない。

 一つの机の上で二つのPCを常時利用している人ってどれだけいるのだろう。実のところ職場がずばりその環境なんでflow機能が活用できそうなのだけれど、1.2万円のマウスを経費で買ってくれとはとても言えないのでボツ。flow機能だけならもっと安いのでも実装してるしさ。

 

 心配していたトラックボールの操作にもすぐに慣れたんだけれど、じゃあ仕事で使えるかというと別問題。やはりマウス操作のような俊敏さが期待できないので、遊び専用かねえ。マウス使いすぎて疲れた時用の予備で用意しておくのは考えて見る価値がある。シム系のゲームだと大活躍するんでそういう用途も有りかと。

 MX ERGOは悪い製品ではないと思う。手に持った感じはかなりしっくり来るし、高級感も有り、実際疲れは少ない。でも不要不急ならば改善待ちが妥当だと思う。スムーズホイールは遠からず実装されるだろう、買うならそれからでもいい。されないなら値段に見合った製品ではない。

 チルトホイールを多用するとか常時2台のPCを併用しているとかPCにUSBポートがないんじゃボケといった理由が無いならM570tで十分なんじゃないかな。角度に関しては適当な間座を噛ませばいい話だものね。MX ERGOの保証期間が切れる頃には中価格帯の後継機が出てることに期待しておく。

LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t

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