前作レイマンオリジンが面白かったので目をつけていた新作レイマンレジェンド。
2013年春発売予定だったはずが延期によって秋まで待たされた。
海外じゃPS3・Xbox360・VITAとのマルチ展開だが、日本では任天堂販売ということでWiiU独占ソフトになってしまっている。
発売日がGTA、ソニックに囲まれてたのでスルーしようかとか考えていたのだが、予想より早くGTAが終わったので買ってしまった。
そしてレジェンド部分をクリア。
ティーンシーとトロフィーを集めながらでも、さほど時間をかけずにクリアできたのは前作オリジンに比べて難易度が下がったからだろう。
おまけのオリジンステージは前作の使いまわしっぽいのでもういいかな。
ティーンシー700匹集めて開放されるキャラが気になるけど。
内容は横スクアクションゲー。
ゲームの目的はステージをクリアしつつステージ内に隠れている青い妖精ティーンシーとラムを集めること。
ティーンシーはたくさん集めることで新たなステージを開放するための鍵になる。
ステージ内で一定以上のラムを集めるとトロフィーがもらえる。これは単純なやりこみ要素になっている。
1ミスを許してくれるアイテムのハートがロード画面で手に入るようになっていたり、中間セーブポイントからやり直すコマンドが追加されていたりとちょっとだけ便利になっている。
キャラデザはステージが絵画の世界なためちょっと油絵っぽくなってるね。
軽快なアクションは爽快感に満ちていて、テンポ良く進むと気持ちいいマップデザインは素晴らしい。
演出が派手になってはいるが、大筋はオリジンから大きな変化はない。
このゲームは最初WiiU向けに作られていたのだが、WiiUで発売すると知って期待していたことと不安に思っていたことがある。
期待していたことはゲームパッドオンリープレイだ。
姿勢を問わず手軽にゲームプレイできる事はWiiUの魅力の一つである。
しかしレイマンレジェンドはHDモニタで遊ぶことを前提に作っているようで、残念ながらゲームパッドの小さい画面解像度では画像がぼやけてしまい、快適に遊べるとは言えない状態だった。
こうなるとWiiUゲームパッドはただ大きくて重たいだけの扱いづらいコントローラーになってしまう。
不安に思っていたことはWiiUのゲームパッドの機能を無理にゲーム内で活用しようとしてないかということだ。
そしてその不安は現実のものになった。
本作ではステージによってプレイキャラがレイマンからマーフィー&グロボックスというキャラに変更される。
自動でゴールに向かって進むグロボックスのためにプレイヤーはマーフィーを操作して障害物をどけたり床を動かしてあげるのだ。
マーフィーの操作はゲームパッドのタッチパネルを触って行う。
また、ゲームパッドを回転させることで床を傾けさせる場所もある。
当然ゲームパッドの小さくて汚い画面を見ながら操作することになる。
やりたかったことはわかる。しかしおもしろくないのだ。
さらにゲームパッドのタッチパネル液晶の認識精度の低さや重さもストレスの原因になる。
今作の非常に大きい不満点はこのつまらないマーフィー&グロボックスを操作するステージがレジェンド新規ステージの3分の1ほどを占めていることだ。
レイマンを自分で操作するステージは前作同様面白いし、迫力の増した演出や音楽に合わせて突っ走るステージなど面白い追加要素も多かったのだが、マーフィー&グロボックスがだいぶ足を引っ張っていて少し残念な新作だった。
思うにWiiUゲームパッドの機能を無理に従来のゲーム機で出ていたソフトに取り入れても活用することは難しいのではないだろうか。
任天堂のマリオですら「サポート役が足場を作る」にとどまっているのだから。
追記
オリジン面もクリア。
ティーンシーも無事700匹集められました。
オリジンはレジェンド以上にゲームパッドプレイに向いてないね。
何にせよソニックまでに終わってよかった。