競艇と暴力団 「八百長レーサー」の告白を読んだ

　著者*1は実際に八百長を行って懲役中の元レーサー。自らの行ってきた八百長の手口を披露していて面白くてぐいぐい読んでしまった。ただまあ犯罪者が収監前に書いた本だからそのまま鵜呑みにするわけにはいかないな。特に儲けた金は使い切ってしまったのあたりは眉に唾をつけておいたほうが良さそうだ。事あるごとに懺悔と自責の念が出てくるのだがどこか空々しく、うまく八百長を成立させた武勇伝の披露と共犯者へ責任をなすりつけたい本心が伝わってくる。

競艇と暴力団 「八百長レーサー」の告白

*1:実際は本人の話をゴーストライターがまとめたのだろうと思うが……