MGSV:GZは全体的に作りかけ感が漂う内容であったのだが、それはTPP発売を控えていたから期待を煽るもので不満ではなかった。けれどもTPPの作りかけ感は後に続くものが無いので本当に作りかけなんだよね。小島監督やめちゃったし。
とは言え第一章だけでお値段以上なボリュームなので、未完成品を掴まされたという憤りではなくただただ残念だという感情が強いんだ。
オープンワールドは良いんだけれど、敵に見つかるとペナルティを食らうこのゲームだと余り自由に動けない。気持よく道を走っていると巡回兵や点在する敵拠点の兵隊に見つかってアラートが鳴っちゃうんだよ。だから途中からはヘリ移動メインになっちゃってオープンワールドな意味あまりないなと。それにマップがアフガンの砂漠かアンゴラの荒野なんで似たような風景が続いてしばらくすると飽きてしまうね。
シームレスに繋がったマップでミッション中かなり自由なアプローチができるのは面白いんだけれど、やっぱり燃えるのは敵施設への潜入とかなんでそういうのが欲しかったな。
昔から続くシリーズで現代の大作ゲームと肩を並べている面白い和ゲーは少なくなったので、今後の展開を期待したかったMGS。惜しまれるうちが華とは言え、このゲームがこのまま終わってしまうのは残念なんだよねえ。