笠松競馬場に行った。平場開催日であってあまり混んではいなかったのだが、3Rくらいには特観席は売り切れていた。特観席は600円で空調の効いたスペースに指定席かつパドックとレースを映す小型テレビがついているので人気なのだろう。というより外の自由席だと夏の暑さが辛い。特観席は2種類あって600円の指定席と500円の自由席がある。4角手前の指定席に比べて自由席側はゴールが見えるのがメリット。ちなみに席にコンセントなんて気の利いたものはついていない。価格相応といったところか。昼過ぎには閉店してしまうが特観席専用の食堂なんてものもある。自由席にこだわるのなら中央スタンドの二階が比較的過ごしやすかった。
お盆休みで普段より人が多い(隣に座ってたおじいちゃん談)らしいがあまり混雑しておらず寂れた地方競馬場だなという感想である。とはいえ良く言えばのどかな雰囲気は悪くなく、近くに住んでいれば休日を潰すのにもってこいな場所なのではないだろうか。
笠松競馬場はコース内にパドックがあるので馬も騎手も遠目で見るしかない。ガチな人は双眼鏡を構えていた。
コースとの距離が近いのでここまで近づくことができる。砂かぶりの大迫力なのだが観戦する場合はもう少し離れた方が見やすい。
最盛期は人で溢れたであろう競馬場も今は空きテナントやデッドスペースが目立つ寂しい場所になってしまっている。経費削減のためか蛍光灯を間引いてつけているのも寂しさが際立つ結果となっている。そこかしこに存在する閉鎖した元馬券売り場がかつての盛況っぷりを感じさせる。
食事は一応テナントが4つほど開いていた。おでんや串カツ、味噌で煮込んだ焼き鳥が売っている。味はいいけれど夏に食べるのは少々辛い。ペットボトルのお茶が200円なのはちょっとぼっている気がする。
競馬新聞は競馬エースと競馬東海の2部売っているもののどちらも同じ会社らしい。名古屋・笠松専用新聞は果たして採算が取れているのか不思議である。私はエースを買った。どうでもいい話だけれどレース順に並んでいるから可読性は良い。メインレースを1面に持ってくるせいで順番ぐちゃぐちゃな新聞は見習ってほしい。
肝心の笠松競馬だけれど例の騒動の影響で騎手も馬も足りず小頭数のレースが多い。小頭数はつまらないという声もあるが、競艇ライクに気軽に三連単に突っ込める楽しさがある。逆手にとって小頭数レースを売りにしてはどうだろうか。
馬券の結果はややマイナスであった。雰囲気が気に入ったのでまた来たいところだけれど平日昼開催だと次に来れるのは何年後になるのやら。
