第五話 「死骸(しかばね)を呼ぶ女」
幽体離脱と死者蘇生(ゾンビ?)がテーマ。
今作のヒロイン・恵子は嫌な女だね。
坂井と婚約した三日後に婚約破棄して常務の息子の松岡と婚約。
そのくせ坂井に未練が残っていて、坂井が事故に遭うと松岡と結婚できないと言いだす。
そして幽体離脱した恵子の幽体が死んだ坂井を蘇らせるのだが、坂井は理性を失った化け物になってしまっていたというお話。
しかも恵子はその事を無意識下で行っているので(たぶん)記憶に無い。
彼女になんのペナルティがない事が納得出来ない終わり方でした。
第六話 「地方紙を買う女」
松本清張原作と第五話の予告で強調されている。
恐怖劇場アンバランス以外でもドラマ化されているそうな。
とある地方紙に連載小説が面白そうだからと東京の女から購読依頼が来た。
編集部や作家が喜んでいる中、つまらなかったからという理由で女から購読をやめる旨のはがきが届く。
疑問に思った作家が女に付いて調べると女の本当の目的が浮かび上がってくるのだった……
恐怖劇場なのに特別ホラー描写もなく、特撮は一切ないこのお話。
土曜の九時辺りからやってるサスペンスみたいな内容。
唯一怖いのは服毒自殺した女の元に作家が駆けつける場面。
作家が女の死体に近づくと、死んだはずの女の目が動いているのだ。
この巻はハズレかな……
地方紙の方は別に恐怖劇場で見なくてもいい作品でしょ。