岬ちゃん早く来てくれ!

学校出てから十余年、今じゃワープア低賃金。

ハンドヘルド端末の魅力

 10年前に発売されたソニー製ノートパソコンにVaio type Pなる機種がある。ジーンズの尻ポケットに入るほど小さなノートPCという触れ込みだったのだけれど、実はそのジーンズは特注でポケットが大きいものだったという。モデルが尻ポケットに突っ込んでる明らかに無理のある宣伝はアンチソニー的なネットの空気も相まって大いにネタにされたもんだ。DELLワークステーションを無理やりポケットに突っ込もうとしてる写真とか笑った覚えがある。

 ネットじゃ馬鹿にされていたけれど、私は割とほしかったんだよね。今みたいにスマートフォンが出回ってない時代だから片手で持ち運べるPCはそれだけで魅力的だった。でもモバイルに全振りしているだけあって当時としても非力なスペックで、なおかつ価格も普通のノートパソコン並みだったので、UMPCをメインで使っていた貧乏人の私にはとても手が出せない代物だった。なんでも流石はSonyだけあって筐体の出来は良かったとか。

 急に気になって調べてみたけれどヤフオクとかメルカリを見ると2万くらいで手に入るんだよ。どう考えても必要ない上に使い物にならなそうだけれど、1万くらいまで相場が下がれば手を出してもいいかもなって思っている。

 多分実用で言うとGPD PocketとかGPD WinとかOne mix 2sみたいな新興中華企業のPCを買ったほうがいいんだろうけれど、スペックはともかくハードウェアの作りが甘いとかいう口コミがあるので、おもちゃとしての魅力がないんだよね。その上10万近いので試しに買うにはちょっと厳しい。

 今のハードウェアスペック基準でもう一度再販してくれないかなと思うのだけれど、Sonyから切り捨てられてすっかり法人向けPC会社になってしまったVaioじゃ難しいのかな。