岬ちゃん早く来てくれ!

学校出てから十余年、今じゃワープア低賃金。

まずい米

 まずいご飯はまずいパンに比べて食べられたものじゃないと思う。そもそも工場を経由して食卓に届くことが多いパンがまずいことは少ない。

 高校の頃の学食の話である。そこでカツ丼を頼んだ時、米が臭くて食べられないという経験をしたことがある。塩素のような臭いがして食えたもんじゃなかったのだ。推測になるが、洗剤や消毒液の入った水で米を炊いてしまったのではないだろうか。大学の学食でも似たような経験をしたことがあるが、一般の定食屋等で巡り合ったことはない。このあたりプロとアマの差であるのかもしれない。

 俗に1合炊きはまずいと言うが、一人暮らしだと1合で炊かざるを得ない。1合炊きがまずい理由は水の対流が起きないせいらしいけれど、個人的には水加減が難しいように感じる。米の量が少ないから、適切な水の量のレンジが狭いのだろう。また計量の際の米や水の量のブレが大きく影響してしまうのではなかろうか。

 罠なのが炊飯釜の水位線で、これに従って水の量を合わせようとすると上手く炊けないのだ。水が多すぎてベタベタな米は食べるのが嫌になるほどまずい。以前失敗してからは水の量を意図的に減らすようにしている。それともきちんと計量カップで水を計ったほうがいいのかもね。

 まずいご飯というと米の形がつぶれてノリの様になっていることもある。自分で炊くときは無いが弁当や外食だとたまに遭遇する時がある。あれはどういうメカニズムなのだろうか。

 ご飯は炊いてすぐ食べないとすぐに劣化してしまうのが厄介だ。味を気にしない人だと冷凍すればいいと簡単に言うのだが、冷凍したご飯はチャーハンやオムライスなど強い味付けでごまかさないととても食べることが出来ない。

 サトウのごはんを始めとするインスタントなご飯はどうなんだろう。子どもの頃に食べた覚えはあるのだけれど……技術も進歩したし今なら美味しいのかもしれない。

 こうして考えると米食って厄介だなあと、簡便なパン食が増えるのも仕方ないように思う。