岬ちゃん早く来てくれ!

学校出てから十余年、今じゃワープア低賃金。

TINY METALの感想

 カトゥーン調のポップなキャラクターデザインが魅力的なPVに魅せられて購入を決めたこのゲーム。ファミコンウォーズの精神的続編を謳っていたような覚えのあるこのゲームはまさにタイニーファミコンウォーズ、タイニー大戦略であった。

 基本ルールは大戦略なりファミコンウォーズなり既存のウォーシミュレーションゲームをかなりシンプルにして踏襲している。この手のゲームに慣れているとあれもないこれもないとなるのだが、システムをシンプルにすることで取っ付きやすくしたと前向きに受け取りたいところである。

 とは言え疲弊したユニットをニコイチにする”合流”システムや、占領や回復の自動化くらいは搭載してくれても良かったのではないかと思う。

 敵AIの頭が悪いと言った指摘もちらほら見たのだがあまり気になるレベルではなかった。コンピューターが棋士に勝つ時代にガチンコで来られたら敵うわけがないのだから、キャンペーン1週目は気持ちよく勝てるこれくらいでいいと思う。歯ごたえのあるAIと戦いたいなら2周目や、スカーミッシュモードを遊べばいいのだ。そうすれば多少は難易度が高くなる。それでも、このゲームで数少ない特徴の「ロックオン&一斉攻撃」や「突撃」コマンドを利用してなかったり、敵歩兵vs自戦車と言った無意味な万歳突撃を繰り返されるのには辟易とするのだが。

 内容に対して価格がちょっと高いかなと。開発中のマルチプレイ次第で化けるかもしれない。

 

 しかしこの手のゲームは一度戦局が傾いたら後は消化試合になることが多いのだけれど、マルチプレイが成り立つのだろうか……

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