岬ちゃん早く来てくれ!

学校出てから十余年、今じゃワープア低賃金。

スプラトゥーンの感想。

 全体的に楽しそうな雰囲気を作るのが上手というのが初めて見た時の感想。繁華街を模したロビーは戦争系FPSの待機画面にある今から戦場で死んでくるかのようなプレッシャーがなく、ゲームセンターに遊びに行くような気楽さがある。ミーバースとの連携も良く出来ていて誰かの描いた絵が眼に入ってくるのがとても楽しげだ。WiiU発売当時から存在を疑問視されていて無用の長物だったミーバースもようやく花開いたかと思うと感慨深いものがある。

 さてゲームを始めたらイカしたガールとイカ臭いボーイのどちらかを選べと出てくるので当然ガールを選ぶことにする。肌と目の色を決定したらそれが私のアバターだ。アバターの種類は2種類しか存在しないのはオンライン対戦ゲームとしては寂しいものがある。

 見た目に関しては頭・シャツ・靴を変更できる。けれども服装には特殊効果がくっついてくるので、見た目で選ぶか特殊効果で選ぶかのどちらかを取らねばならない。服装の性能にはわりとはっきり強い弱いが存在するので、同じ格好の他人と鉢合わせしてしまいがちのは問題点だろうか。

 武器に関してはメイン武器とサブウエポンが固定ってあたりにバランス調整しようとした跡が見える。けど残念ながら上手くいっているとは言いがたい。とりあえず現状パブロちゃんは息してないし、ローラーは色々な意味で大人気だ。このバランスの悪さはマップやゲームルールが少ないせいかね。バランスの悪さ等は公式の頑張り次第で改善されたりするんだけど。

 総じて武器・服ともに偏りが大きすぎるんで見た目の変化が乏しくなるのが残念な点ではある。

 

 んでカジュアルな見た目の割に実力にシビアなのがこのゲームなわけだけれど、それを感じさせない間口の広さはさすが任天堂と言うべきなのだろうか。スプラトゥーンでは当たらなかった弾(インク)も床を塗ることになるので、下手くそでもなんかやってる感を得ることができるのが嬉しい。

 ただしやっぱり個々人の実力とチームワークに左右されるゲームなので同じチームで対戦したら何度やっても同じ結果になるだろう。クラン制を導入せずにランダムマッチングのみという割り切った仕様はワンサイドゲームを無くす事に一役買っていると思う。

 

 一試合ごとのテンポが早いのはいい感じだ。テンポの良さは勝ってる時よりも負け試合でありがたみがよくわかる。負け試合の敗戦処理感が薄まるからだ。

 そして常に8人揃って最初から開始なため、負けてるチームに途中参加させられるという理不尽なシステムが無いのが素晴らしい。

 

 ただルールが限られていることやランクカンスト後は時間を費やしても変化に乏しいことから、飽きが来るのも早いかなと思っていたり。 

Splatoon(スプラトゥーン)

Splatoon(スプラトゥーン)