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岬ちゃん早く来てくれ!

働けば自由になる

三色ケーブルの思い出。

 私が物心ついたときには既に高橋名人は過去の人になっていたのだけれど、彼の名言「ゲームは一日一時間」は各家庭の教育方針によって頻度変えながらも当時のお母さん方が子供をしつける言葉として生き残っていた。私自身この言葉を何度も言われたものだ。

 とは言え分別の付かない子供に口で言い聞かせてもなかなか従うものでもない。そこで世のお母さん方がファミコンや電源アダプタを隠すなんて手段をとっていたと言うのはよく聞いた話である。

 さて我が家はどうであったかと言うと、私は”ファミコン”を隠された思い出は全くない。こう書くと私が親の言うことをよく聞く良い子であったかに見えるのだがもちろんそんなことはなく、ただ単にファミコンを自分でセットできないから隠す必要がなかったという話だ。

 私はファミコンに使われていたRF端子をテレビに指すことができなかった。たくさんあるテレビ側の端子の中から正しい入力端子を見つけることができなかったのだ。

 自分でゲーム機をセットできるようになったのはスーパーファミコンからである。年齢が上がったというのもあるのだが、何より大きかったのはスーファミのAVケーブルに色がついていたということだろう。

 スーファミのAVケーブルは赤白黄に色付けされた3つの端子がついており、私は「3色ケーブル」なんて呼び方をしていた。それら3つの端子をテレビ側の同じ色の端子に差し込むことでセット完了となるわけだ。入力側と出力側に同じ色を付けることにより子どもでも接続を可能にしたこのケーブルは、大げさな言い方をすると工業製品として理想の形であった。

 この3色ケーブルはつい最近まで生き残っていたが、WiiUやPS4世代ではHDMI接続が標準になってついになくなってしまった。HDMI端子を子供の頃の私は挿すことができるのだろうか。