岬ちゃん早く来てくれ!

働けば自由になる

ガンコン

 (今もないけど)経済力のない子供時代の私にとってゲームの周辺機器は高嶺の花だった。なぜなら高価なおもちゃを買ってもらえる機会はそうそうなく、誕生日や正月などのハレの日に何か一つだけというのが我が家の教育方針であったからだ。私はその「何か一つ」にゲームソフトでもない周辺機器を選ぶことなどとてもできなかった。ガンコンも高嶺の花の一つで、ゲーセンでしか遊べない体感ガンシューティングゲームがお家で遊べるという魅惑アイテムながら触る機会はめったになかった。

 当時の友人におもちゃをたくさん持っている子供がいて、その子の家で何度かガンコンを触ったことがある。その頃は何も考えてなかったのだが、少し成長してからガンコンの仕組みについて気になりだした。ネットのない時代である、ゲームハードの仕組みなど相当マニアな本を買わないと調べようがなかったので、知識がないなりに想像であれこれ考えていた。

 ネット環境を手に入れてガンコンの仕組みについて調べてみた。なるほどそういう仕組みかと長年の疑問が溶けたのだけれど、手品の種を知った時のような白けた感じを覚えたものだ。

 思うにこの手のその気になればすぐに解ける疑問は謎のままにして脳内であれこれ考えておく方が楽しいのではあるまいか。