朧村正DLC四部作が発表された時に一番期待していなかったのがこの作品だった。なにせ題材が百姓一揆で主人公が無精髭の百姓たちなのだ。したがってDLCが発売されてもしばらく購入の踏ん切りがつかなかった。
ところが遊んでみるとやたらと尻を強調したポーズをとる幽霊のお妙さんがかわいい。食わず嫌いせずに早く遊んでおけばよかったな。
今作では主人公・権兵衛が百姓ということで他の主人公に比べて弱い。油断していると雑魚相手でも体力を削られる始末。そんな百姓が一人で侍や忍者たちと渡り合うのはムリだろうということでお妙さんのサポートや百姓仲間との共闘システムが用意されている。
ここでもお妙さんが光っている。権兵衛を持ち上げて滞空させてくれたり、ぶん投げて攻撃の手助けをしてくれたり、権兵衛が死んだ時には一度だけ復活させてくれたりもする。
ストーリーは暗い話なのだがコミカルなキャラクターたちのお陰で悲惨さは感じさせない。ノーマルエンディングは丸く収まる大団円、真エンディングは少し後味の悪い感じでした。
流石に何度も遊んでいると真エンディングまで行くのにボス巡りするのは辛い。残りのDLCもこのルールだとキツイね。改善されないかしら。
そういえば今作のEDにはボーカル曲が入っていたりする。実を言うとしばらく前から朧村正のサントラがほしいと思っているのだが、DLCの新規BGM収録の新盤が出そうで躊躇しているのだ。