岬ちゃん早く来てくれ!

学校出てから十余年、今じゃワープア低賃金。

Trine 2

 どうにも終末感の漂い始めたWiiUである。ハードの販売台数が伸びないとか任天堂本体が赤字とかはユーザー的にはどうでもいい話なのだが、それが原因でソフトが出ないとなると大問題だ。実際WiiUの発売予定ソフトは寂しい物でこの先解決の見込みも薄い。おそらく今後任天堂が散発的にソフトを出して終わりだ。マルチタイトルのソフトは多少出るだろう。しかしその場合でもWiiU版を選ぶ理由はまずない。もうすぐPS4発売だしさ。

 そんな中でWiiU独占のDL専用タイトルとして発売されたのがこのゲームだ。元々は数年前にPC向けに発売していたゲームだが、任天堂ローカライズを担当したからか国内家庭用ゲーム機ではWiiUオンリーとなる。まあ経緯はどうでもいい。こういった小粒なソフトを増やしてくれるのはありがたいがそうなるとWiiUの貧弱な内部ストレージが問題となってくる。例えばこのゲームは2.7GB以上の空き容量が必要とされていてインストール後も2.2GBほどストレージを使用している。プレミアム25GBベーシック3GBの空き容量でこれはキツい。

 

 ゲーム内容は横スクロール+パズルアクションでいいのかな。とは言えアクションの腕前はラスボス以外で必要とされていないが。

 登場キャラは魔法使いアマデウス、騎士ポンティアス、盗賊ゾヤの三人。それぞれ能力が以下のように異なっている。

  • 魔法使いは物を動かすことができる。魔法で箱や板を作り出す事ができる。ただし攻撃手段を持たない。
  • 騎士は盾で敵の攻撃を防ぐことができる。剣やハンマーで敵を攻撃したり一部の木や岩を破壊することができる。
  • 盗賊は弓で遠距離攻撃ができる。ワイヤーアクションが可能。

 プレイヤーはこの能力の異なる三人を状況に応じて切り替えながらゲームを進める。この三人は完全に得手不得手が別れているため「ポンティアスを使ってパズルを解く」だとか「アマデウスで戦闘する」などキャラに与えられた役割と違う目的のために操作するのは難しい。

 

 ゲームの内容は障害物などをアマデウスの魔法やゾヤの能力で乗り越え、節目節目に現れるゴブリンをポンティアスやゾヤで倒していくと言うもの。最初は面白いのだが単調な戦闘と障害物の攻略法はすぐにマンネリになってしまう。

 難易度が低いのもマンネリ感に拍車をかけている。死亡ペナがない(死んだら倒した敵や敵に与えたダメージを引き継いで再開)せいで戦闘はボタン連打でなんとかなるレベルであるし、パズル部分もゴリ押しで進めちゃうんだよね。多分最大の敵は奇妙なボタン配置。

 

 パズルとしてもアクションとしても微妙な作品だけれどグラフィックだけはすごい、そんなゲーム。ま、ドンキーまでの繋ぎにはなりました。