岬ちゃん早く来てくれ!

学校出てから十余年、今じゃワープア低賃金。

バイオショック インフィニット

 3千円ちょっとで売っていたこのソフト、リアル店舗でもアマゾンでも似たような価格帯なのが不思議。ベスト盤でも出るのかしら。

 パッケージのおっさんは今作の主人公ブッカー・デュイットだ。

  このゲームを遊んでいて思ったことがThe Last of Usに似ているなということ。と言っても似てるのは少女と冒険をしながら信頼関係を築いていくってところくらいなんだけど。

 ストーリーは面白い。ゲーム終盤の展開は止め時が見つからないほどだ。けれどもそれをしっかり楽しませるような作りにはなっていないのが残念。というのも主人公の主観視点でゲームが進むため、普通にプレイしていたらブッカーの見ていない所で何が起こっていたのかを知る事が出来ないからだ。もちろん大筋はそれで十分理解できるのだが……

 一応ステージ各所にはボックスフォンと言う登場人物達の独白の録音された蓄音機が転がっていて、それらを集めることで細かな裏設定を知ることができるんだけれどね。これが結構見つからない。隅々まで探したつもりが集められたのは7割程度。この寄り道と探索に時間を取られるのは非常にテンポが悪いので、ストーリーに関する部分だけは探索なしで全部見せて欲しかったかなあ。

 戦闘はつまらない。魅力的な敵キャラがいない上にやたらと固くてだらだら時間がかかってしまう。褒められる所と言えばピンチの時に助けてくれるエリザベスが可愛いことくらいだろう。

 また天空都市コロンビアはある意味では狂気の街なのだが、ラプチャーのような閉塞感や恐怖を感じさせてくれるものではないのも残念。

 

 ボックスフォンなどを集めきれなかったこともあり、一周目で100%理解できたわけではないこのゲーム。二周目にチャレンジするよりネットで解説サイトを探そうという方向に向かっちゃったのは二周目をやる魅力が無かったってことなのかなあ。戦闘がストーリー進行を阻害するおじゃま虫ぐらいにしか思えなかったのが大きな理由。

 エリザベスの可愛さに大きく助けられてるなという感想。この子がリトルシスターみたいな顔じゃなくて本当に良かった。