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KILLZONE:MERCENARY 感想

VITA

KILLZONEは遥か未来、ナチスドイツのようなヘルガストと連合軍っぽいISAの間で行われている星間戦争を舞台とするハードSFなFPSゲームである。

シリーズの特徴は敵役のヘルガスト兵のコスチュームのかっこ良さだろう。

黒い装甲服と赤く輝く目が特徴的なヘルガストは常にパッケージを飾っている。

 

KILLZONE2・3がISAの兵士を主人公としているのに対して、今作は傭兵としてある時はISAに、またある時はヘルガストに味方してミッションをこなす。という触れ込みだったので、私はてっきり繋がりのない複数のミッションを好きに選べるんだと思っていたのだが……

実際は普通のシングルキャンペーンがあるだけで、シナリオの都合でISA側だったりヘルガスト側になったりするだけだった。別にいいけどさ。

 

本作は主人公が傭兵という設定のためか、敵を倒したりチャプターをクリアするたびに金がもらえる。

その金で新しい武器や装備をアンロックしていくのだ。

なおアンロックする装備はマルチと共通なのでシングルで金を貯めてマルチに備えるのが効率的。

 

シングルキャンペーンでは、チャプターごとに三種のチャレンジが用意されている。

1つのチャレンジにはステルスで進めとかヘッドショット○回達成などの複数の目標が用意されていて、全て達成することでクリアとなる。

達成するともらえる金も多くなるけどいちいちチャレンジ条件に気を配るのは面倒だった。

 

ゲーム内容はごくごく普通のFPSと言った感じ。

最近のFPSは差別化のために兵器に乗ったりするけれど、今作はずっと歩兵で進めていく。

自慢するだけあってグラフィックは携帯機にしては素晴らしく、下手な据置に勝るとも劣らない出来だろう。

処理落ちがほぼ存在しないのは流石。

 

操作性

VITAPS3に比べてボタン数が少ない。

操作性が悪くなっているのではないかと心配だったのだが、意外にもうまくまとまっていた。

PS3FPSではL2R2に割り振られることの多い手榴弾等のアイテムは、画面端の仮想ボタンをタッチしてRボタンを押す事で投げることが出来る。使いやすいとは言わないが極端に不便にはなっていない。

VITAのスティックは押し込みが無いため歩きながら○を押す事で走ることが出来る。

また、周りに敵がいない状態で歩くと自動的にダッシュするようになっている。 

 

○は直立と中腰の切替にも使われており、中腰の状態で腰の高さ程度の壁に近づくとカバーアクションに入る。

自分が立ってるのかしゃがんでいるかカバーしているのかは、カメラ高さがあまり変わらないのでわかりづらい。一応画面端に姿勢アイコンが出るようになっているが。

 

VITAのスティックは動かせる範囲が狭いので、カメラ移動の微調整が難しい。

カメラ感度を低くすると視点移動に時間がかかり、感度を高くすると細かい調整が効きづらい。

その欠点をカバーするためにジャイロエイムが存在している。

これは本体をクイッって傾けるだけでエイムの微調整が出来るスグレモノで、ジャイロを使う操作では珍しく実用的で便利な機能だ。

これはアンチャーテッドでも用意されてたね。KILLZONEはアンチャに比べると若干もっさり気味だけれど。

 

本体機能といえばやたらタッチパネル操作を要求されるのはストレスだったな。

ゲーム中の近接攻撃だけならともかく、ハッキングと言う名のパズルや、ブラックマーケットでの装備選択やシステム画面で画面を触らないといけないから困る。

システム画面なんてタッチに拘る必要ないところだろうに。

ゲーム中「タッチ操作の感度が悪いせいで死んだ」ということがないのが救いだが。

 

難易度

KILLZONE2・3では固かった雑魚兵が今作ではかなり弱体化しており、ヘッドショット一発で沈むようになっている。(2・3だとヘッドショットでも2回当てなければならない)

ただボスにあたる敵は非常に固く、さらに相手の残りHPを知ることが出来ないので初見では多少手こずるはめに。

ボス対策のためにお金を貯めてロケットランチャーを買っておくといい。

 

マルチプレイ 

携帯機なのに処理落ちもラグも感じさせず、きちんとマルチ対戦が出来るのは素晴らしい。

 

マップは上下に長く、狭く入り組んだものが多い。

長距離で撃ちあうことがあまりないのでSMGやショットガンが強いだろう。

マップごとに有利な武器が極端に違う。狭くて入り組んだ場所ではSMGやショットガン、比較的開けたマップではスナイパーライフルやアサルトライフル、ロケットランチャーが強い。

ただ相手の着ているアーマーに依ってはSMGだと撃ち負けるかも知れない。

全体的にHPが少なめなので正確なエイムよりも、先に相手を見つける立ち回りが重要となる。

 

ヴァンガードシステムが単調な戦闘のアクセントとなっている。

これはCODで言うところのキルストリークで、一定数敵を倒すかランダムで落ちてくる筒をハッキングすることで使用可能になる。

ヴァンガードシステムは強力なものが多いのでぜひ手に入れたいが、無警戒で筒に飛び込むと格好の的になってしまうので考えもの。

 

欠点としてはリスポーンの場所が適切で無い事と、敵味方の区別がつきにくい事。

欠点と言うほどではないがリスポーンごとにカスタム装備を選ばなければならないことと、ゲーム終了後に次の戦場のロードを終えてからでないとゲームを抜けられない事も地味にストレスとなる。

 

総評

VITAの性能を十分にアピールするソフト。

目立った欠点もない良質なFPSゲームとなっている。

とは言え携帯機である事以外に、据置に比べて特別優れている所もない。

 

VITAユーザーなら買って損はない……と言った程度だろう。